季節の変わり目は風邪をひく人が多くなります。
なぜ季節の変わり目は風邪をひく人が多くなるのかと言いますと、それは、体を冷やしてしまうからです。
特に夏から秋や秋から冬にかけての季節の変わり目に、それほど寒くないけど、ちょっと寒いかなという気温の時は、それまでの季節が暑い季節であったため極力薄着になってしまうと思います。
これが風邪の原因なのです。
ちょっと寒いかなと思ったら、厚着をして「ちょっと暑いかな」と思えるくらいの体感でいないと風邪をひいてしまうのです。
北海道よりも寒い?カラカラに乾いた関東の冬
もうすぐ寒い冬がやってきますね。
このところ気温が一気に下がったため、風邪をひいてしまっている方も多くなってきていると思います。
毎年のように「今年は暖冬」という言葉を聞いているのですが、最近は寒さが厳しくなってきたと思うのは私だけでしょうか?
そこで、寒い冬をいかに風邪をひかずに快適に乗り切るか、いろいろ研究してみました。
まず、寒さを一段と引き立てているのは「乾燥」です。
関東地方の平野部は日本でも有数の乾燥地帯です。
どんなに強い寒波がやってきても、それこそ日本中が大雪に見舞われていても、関東平野だけは絶対に雪が降りません。(関東が大雪になるのは南岸低気圧の時のみです)
それは、関東平野が完璧な地形になっているからです。
寒気に伴い雪を降らせる筋状の雲は越後山脈にブロックされて関東平野までには流れ込んでこないのです。
しかし、越後山脈で大量の雪を降らせた雪雲は乾いた風になって関東平野にやってきます。
これによって、関東平野は空気がカラカラ状態になるのです。
ところで、あなたは知っていますでしょうか?
氷点下が当たり前の北海道の人が東京にやってくると、「東京のほうが寒い」と言う人がいるのです。
それは、北海道の日本海側(小樽、札幌、旭川等)は雪が降るので湿度は高いのです。
それで、湿度が高いと実は意外と寒くないのです。
冬に札幌に行くと、気温がマイナス5度とかなのですが、東京の夜と体感温度はあんまり変わりません。
札幌は湿度が高いのでひんやりといった感じです。
それに比べて東京の湿度は30%以下で、時には8%とか極限に乾いています。
こうなると、空気がカラカラで寒さが倍増します。
湿度はインフルエンザウィルスの繁殖も防ぐ
さらに空気がカラカラになると、インフルエンザウィルスが繁殖するので、とても危険なのです。
とは言っても、東京の空気をしっとりさせることはできないので、せめてあなたの家の空気はしっとりさせたほうがいいと思います。
最近では加湿器が当たり前のように売っているので、それを活用するのがいいと思います。
部屋の湿度を45%以上にするだけでも、寒さが全然違ってきます。
また、湿度が高いと、夜暖房を切っても、気温の下がり方が鈍くなるので、朝もそれほど冷えないのです。
ただし、湿度が高いと結露が生じやすく、結露をほっとくとカビの原因になりますので、結露したらちゃんと乾いたタオルとかで拭いた方がいいかもしれません。
そういえば、北海道の人が東京が寒いと言う理由をもう一つ思い出しました。
北海道の家は気密性がバツグンなので、部屋の中ははっきり言って暑いのです。
部屋の中はいつも半袖という人もいるくらいで、アイスは冬に食べるものらしいのです(笑)。
それに比べて、関東の家は北海道よりも気密性が劣るので、その分寒いのです。
寒さを我慢してもいいことがないので、できるだけ温かくして寒い冬を快適に乗り切りましょう。
夏の暑さを倍増させているのがジメジメの蒸し暑さなので、それを冬に再現すれば、温かさが倍増するはずです。
まとめ
体感で「寒い」と感じたら風邪をひいてしまう可能性が高いのでできるだけ暖かい服装にしてください。
また、湿度が低くなって乾燥すると喉がやられてしまいますので、湿度は45%以上にしてください。
この2点を注意するだけでも風邪の予防になります。
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