幸せな人生とは私利私欲を手に入れることではなく社会に貢献すること!

お金持ちの家に生まれ、頭脳明晰、容姿端麗、性格も良く、誰からも愛されている女性がいたとします。

ハーバード大学を卒業して、超一流企業に就職し、高身長高学歴高年収、イケメンの男性と結婚して、子供が生まれ、リッチで幸せな人生を歩んで生涯を閉じたある女性の一生を描いたドキュメンタリー映画なのですが、こんな映画があったらあなたは見に行きたいでしょうか?

幸せな人生とは実に退屈な人生なのかもしれません。

最高の人生は最低な映画!

 

映画の始まりから終わりまでずっとハッピー続き、全てが上手く行って一生を終える人生。

誰もが憧れる人生のはずなのに、こんな映画が公開されたら、いったい誰が見に行くのでしょうか?

2時間の映画ですら退屈極まりない映画なのですから、これが80年も続いたら飽きちゃって仕方ないと思います。

ですが、多くの人はそんな人生を夢に見ています。

人は、2時間でも見られないくらい退屈な人生をいつもいつも渇望しているのです。

この大いなる矛盾はなぜ起きるのでしょうか?

それは、人生のゴールが見えていないからいかもしれません。

 

成功者が語る成功哲学!

 

社会で成功を収めた人達は、努力をすれば、願望を描けば、人一倍頑張れば、諦めなければ夢は叶うと言います。

ですが、私達人間は、そもそも夢を叶えるために生まれてきたのでしょうか?

やりたいことをやって、努力をして夢を実現して、そんな人生を生きるために生まれてきたのでしょうか?

「私は年収1億円稼いでいます」と言う人は、確かに社会的には成功していると思いますが、お金持ちになることが人生の成功なのでしょうか?

実は、人生の成功と社会的な成功とは全く関係がないのです。

社会的に成功していない平凡な人でも、人生で成功している人は何万人といるのです。

もちろん、日々精進して努力をすることは大切なことですが、その目的は人生で成功するためではなく、世のため人のためでなければならないのです。

「私は年収1億円稼いでいます。タワーマンションに住んで毎晩パーティーをしています」

という人よりも

「私は自営業です。仕事が暇なので毎日お店の前の道路をきれいにしています」

という人のほうが成功しているのです。

なぜなら、どちらが世のため人のためになっているのか、ということが人生の成功の判断基準になるからです。

「私は年収1億円稼いでいます。タワーマンションに住んで毎晩パーティーをしています」

と言う人は、ケータリング屋さんを儲けさせているので全く無意味ではありませんが、世のため人のためにやっているのかと言うと、それが目的ではないと思います。

しかし、お店の前の道路をきれいにしている人は、誰がもが使う道路ですから、ゴミが落ちていないほうがみんな気持ちが良くなります。

 

世のため人のため!

 

みんなが幸せになるような事をやることが大切なのです。

ですから、沢山お金を稼いでいる人は、タワーマンションに住んで毎晩パーティーをするよりは、普通の生活をして社会貢献にお金を使ったほうが人生の成功度は高くなるのです。

もちろん、タワーマンションを販売している会社もありますから、お金がある人はタワーマンションに住んでもいいのですが、我欲のためではなく社会貢献のためにお金を使うことが大切だと思います。

もし私が大富豪だったらやりたいことがあります。

それは、大雨によって廃線になってしまった、高千穂鉄道を復活させることです。

高千穂には高千穂峡や天の岩戸神社など素晴らしい場所が沢山あります。

そんな神都に高千穂鉄道を復活させて、沿線の人の足として、観光客の足として、また走って欲しいと思います。

こういう社会貢献をガンガンやっていきたいです。

ですが、社会貢献ならば、お金持ちではなくても誰でもできますよね。

お金がなくたって笑顔で明るく挨拶することくらいはできると思います。

それだけでも、周りの人達の気分が明るくなりますので、これは立派な社会貢献なのです。

成功してベンツに乗れるようになったら、かっ飛ばして前の車を煽るのではなく、横断歩道では歩行者がいれば止まって歩行者を横断させてあげるとか、車の格に合わせて高度な運転ができなければカッコ悪いのです。

つまり、平凡でも成功しても、見返りを求めずに世のため人のために生きる姿勢が、最高の映画になってくるのです。

貧しくても辛くても、明るくたくましく前向きに生きる姿が、誰もが感動する映画になるのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください