
毎日退屈な仕事をして、定時までの時間をひたすら待ち続けるだけの人生。
そんなことをやるためにあなたは生まれてきたのでしょうか?
今日は仕事がつまらないと感じた時に仕事を楽しくすることができるコツをお教えいたします。
学ぶことを止めると成長が止まってしまう
退屈な仕事を楽しくやるためには、仕事をする本当の理由を理解しないとダメなのです。
仕事とは、単にお金を稼いで生活のためだけにやるものではありません。
仕事には、人生のあらゆることを学べる要素が沢山詰まっているのです。
人生長く生きていれば、誰でもそれなりに人生経験というものが蓄積されていきます。
しかし、長く生きていても、人間として全く成長できない人たちが少なからずいるのも事実です。
なぜなら、最近、お年寄りの万引きが過去最高になったとかって言うのです。
人のモノとか、お店の商品とか、盗んではいけないことは当然知っていますよね。

でも、出来心なのか、孤独感なのか、将来の不安なのか分かりませんが、いい年のお年寄りが万引きをしてしまうらしいのです。
もちろん、お年寄り全員が万引きするわけではありません。
ごく一部のお年寄りだけのお話だというのは分かっています。
人生経験を重ね、神や仏に近づいていなければならないお年寄りがなぜそのような犯罪を犯してしまうのでしょうか?
それは、今のお年寄りの大多数は、自分の経験を頼りに生きて来られたと思うのです。
それには、身近な人の体験や経験もプラスされているかもしれません。
それで、問題だと思うのが、自分の経験や身近な人の経験というものは、とても偏ったものだということを知っているのかな?ということなのです。
日頃から本を沢山読んで意識的に学んでいる人は、自分が経験できないようなことも知っています。
これは、人生経験において選択肢を沢山持っているということになり、自分の人生を良くする為に、様々な応用を利かせることができます。

一方、本を読まない人は、自分の経験と、周りの人の経験と、テレビや雑誌などの海のモノとも山のモノとも分からないような情報のみが頼りなので、人生における選択肢がとても少ないのです。
それで、実際には何も学ばずに歳だけ重ねてきてしまっている人も、かなり多いのではないかと思うのです。
そうでないと、万引きという犯罪行為に走れるわけがないのです。
なぜなら、万引きと言う犯罪は、その裏側にどんな問題が潜んでいるのか、ちょっと考えればすぐに分かると思うのです。
人のことを考えないと人生はうまくいかない
例えば、万引きが死活問題となっている書店(本屋)です。
書店では、何冊もの本を仕入れるために、先にお金を払って本を仕入れないといけません。
そして、仕入れた本が売れれば利益が出て、仕入れで使ったお金を回収することができます。
もしかしたら、書店で働いている店員さんには、大学生や高校生の子供がいて、とてもお金がかかる年頃かもしれません。
店員さんは朝から晩まで一所懸命働いて、お給料をもらって、子供の学費をせっせと払っているのです。
しかし、万引きが横行すると書店の経営を脅かすことになり、もし倒産してしまったら、この家族は本当に大変なことになってしまうのです。

ただでさえ、一所懸命仕事をして、多額の厚生年金を払ってお年寄りを支えているのに、そんな仕打ちを受けたら、ほんとうにやるせない気持ちになると思うのです。
お年寄りにも子供や孫がいるなら分かると思うのですが、万引きしたらどれだけその家族に迷惑かかるか、それが分かっているから万引きなんて絶対にできないと思うのです。
でも、実際に万引きするんだから、そんなことも考えられないのかもしれません。
このように、人生において何も学んでこなかったお年寄りは、年金をもらいながら社会にも迷惑をかけてしまうという悲しい現実が待っているのです。
福沢諭吉先生が言っているのは「無知は罪なり」ということです。
人間として、何も学ばないということは、“罪”なのです。
私達がお年寄りになったとき、かわいい子供や孫の世代の足かせにならないよう、今からそういったことをしっかり学ぶことが責任であり、義務であると思います。
退屈な仕事を楽しくやる方法!
これを学ぶのにうってつけの環境こそが仕事なのです。
仕事とは、自分の大切な人生の時間を売って、会社のために嫌な事をしなければならないのです。
本当は、誰も仕事なんてしたくはないのです。
仕事をしたい人は、仕事をすればするほど儲かる経営者だけです。
経営者以外の人たちは、仕事をすればするほど損なのですから、仕事はしたくないのです。

そんなイヤな仕事なのですが、そうは言っても仕事をしないと生活していけませんので、仕事からは逃げられないのですね。
どうせやらなければならないのですから、お金を稼ぐだけではなく、その仕事を利用して自分と言う人間性を高めてしまうと一石二鳥になるかもしれません。
つまり、退屈な仕事を楽しくする方法とは、仕事をしながらちゃっかりと自分を磨き上げることなのです。
お金も稼げて自分磨きもできるなんて、おトクだと思いませんか?
では、どうやって仕事をしながら自分磨きをするのでしょうか?
それは、仕事を極めるのです。
仕事って、とても奥が深いのですね。
退屈な仕事って、本当はこの世には存在していないはずなのです。
ただ、やる気が無いから退屈な仕事になってしまうだけの話なのです。
例えば、工場の流れ作業みたいな仕事は、1日中同じ作業の繰り返しですよね。
ですが、それを単調な作業だと思えばそれで終わりですが、その仕事がどのようなビジネスで、どのような仕組みで成り立っていて、どのように改善する余地があるのかとか、考えだしたらきりがないくらい考えられることは沢山あるのです。
私も学生の頃、通信販売のカタログを作る流れ作業のバイトをやっていましたが、単調と言えばそれで終わりですが、工夫しようとすれば限りなく工夫できるものなのです。
梱包されたカタログをいかに最小の労力で紐や包装を取り外して、いかに効率的にラインに乗せていくか、これだけでもかなり楽しむことができます。

しかも、そのカタログにはどんな商品が乗っていて、ターゲットにしているお客様は誰なのか、その通販の会社は業界の中でどれくらいのシェアで、他社に比べて強みと言えるものは何か?とか、どんどん膨らませることができるのです。
そして、その仕事に関連する情報を知れば知るほど、仕事が楽しくなってくるのです。
そうやって毎日仕事をしていくのと、ただ単に退屈だなと言って仕事をしていくのと、人生の質においてどれくらいの開きができてしまうかは容易に想像ができると思います。
そうやって考えて工夫していく人は、どんどん人生が楽しくなっていくのですが、何も考えずにただ時間が過ぎるのを待っているだけの人の人生は、将来的に何も考えられない人になって、万引きをして年老いた体に鞭を打つように留置場暮らしが待っているのかもしれません。
人生の全責任は、自分で負わなければなりません。
人生を最高の人生にするのか、最悪の人生にするのか、全てはその人の責任なのです。
最高の人生にしたいのなら、常に最高になるようにいろいろな勉強をしていかないといけません。
勉強をやめたときから、人は成長が止まるのです。
そうはならないように、常に最高の人生を目指して勉強をしてください。
時間が過ぎるのを待つだけではつらい!
近所のお総菜屋さんに店員が4名ほどいました。
そのお総菜屋さんは駅ビルの中にあって、目の前が改札口なので人通りが激しいです。
私はたまたまそのお総菜屋さんのある店員に目がいったのですが、その店員は魂が抜けていると言うか、ある一点を見つめたままボーっとしていました。
その時、ふと思ったのです。
店員さんは自分の退社の時間が来るまで、ひたすら待つのが仕事なのだろうかと。
もちろん、お客さんが来れば品物を渡したり、お金を受け取ったり、お釣りを返したりするのですが、それって楽しいのかな?と思ったのです。

いや、きっとそれほど楽しくはないと思います。
なぜなら、その店員がとてもつまらなそうな顔をしていたからです。
「早く時間にならないかな~、あと2時間かあ、早く帰りたいな~」と言うような顔で仕事をしていました。
それはしょうがないと思います。
きっと、仕事はあんまり楽しくないんだと思います。
そのままだと何も変わらない!
しかし、つまらない仕事だからと言って、つまらない顔をして仕事をしていたら、新しい変化は起きないと思います。
「いや、仕事が楽しければ、こっちだって楽しい顔になるよ」と言われそうですが、考え方が逆なのです。
仕事が楽しければ、こっちも楽しくなると考えている人は、永遠に仕事が楽しくなることはないのです。
なぜなら、自動販売機の前で「ジュースが出てきたらお金を入れてあげる」と言っている人と同じだからです。
自動販売機の前で「ジュースが出てきたらお金を入れてあげる」と言っている人は、永遠にジュースを飲むことはできないのです。
先にお金を払うのが順番です。

ですから、「ジュースが出てきたらお金を入れてあげる」と言うのではなく「お金を入れるからジュースが出てくる」という順番にしなければならないのです。
つまり、「仕事が楽しければ、こっちだって楽しい顔になるよ」と言うのは逆であり、
「楽しい顔をして仕事をしよう。すると仕事が楽しくなるから」が正解なのです。
あの、お総菜屋さんの店員さんも、楽しそうに仕事をしていると、仕事が楽しくなっていくのです。
自分が変われば環境が変わる!
今、例えどんなに退屈な仕事をしていても、楽しい顔をして仕事をしていると、感じがいいと言うことで、もっとやりがいのある部署に異動になったりします。
何も変化が起きないと言うことは、あなたはそこがピッタリですよと言うことなのです。
退屈な職場がピッタリなのです。
なぜなら、退屈な職場に相応しい顔をしているからです。
ですから、環境を変えたかったら、自分を変える必要があるのです。
退屈な職場ではなく、やりがいに溢れた職場で働きたいのなら、先にやりがいに溢れた職場に相応しい人間になる必要があるのです。

環境は後からついてくるのです。
まずは自分がどんな人間になるのかを決めましょう。
職場で浮いている存在ならば、浮くのではなく誰からも好かれる人を目指しましょう。
どうしたら誰からも好かれる人になれるのか?
同じ職場で好かれている人の真似をしてみましょう。
徹底的に真似をすることで、どうして人に好かれるのか、その理由が分かってくるのです。
自分が変われば、後から環境は変わって行くのです。
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