
元モーニング娘の吉澤ひとみさんが飲酒ひき逃げ事故を起こして問題となっており、その決定的瞬間を捉えた動画が出回って衝撃が広がっています。
吉澤ひとみさんが飲酒ひき逃げ事故を起こしたことは既にテレビでもやっていましたが、動画で見ることであらためてその悪質な行為が世間を怒らせてしまっています。
また、吉澤さんの供述も動画の映像とは違っていて、信ぴょう性にも疑問があるようです。
ですから、正しい人達は吉澤さんの今回の事故はどうしても許せないことでしょう。
しかし、正義というものはなぜこれほど人を攻撃したくなるのでしょうかと、私は思います。
どう考えても今回の事件は吉澤さんが悪いのは明白なのですが、それはもう明白だからあとは警察に任せておけばいいのに、なぜこの事件をフォーカスしてどれほど悪質であったかを強調しまくるのでしょう。
立場が変わったら発する言葉が変わる!
この動画を見た人が「殺人行為だ。危険極まりない」と言ったとします。
もし、このように発言した人が、自分の娘が同じような事故を起こしたら同じことを言うでしょうか?
絶対に言わないと思います。
「被害者の方にお詫びしたい。娘が事故を起こして申し訳ない」という発言に変わると思います。
娘さんに向かって「殺人行為だ。危険極まりない」なんてことは言わないでしょう。
もしこの人が弁護士で、吉澤さんの両親から高額な報酬を条件に吉澤さんの罪を少しでも軽くするように頼まれたら「殺人行為だ。危険極まりない」とは絶対に言わないと思います。
「ひき逃げを起こしたことは悪いことに違いないが、事故を起こして気が動転してしまうのは人間の心理的に当たり前な行動だ。事故を起こしたらどんな人でも気が動転して正常な判断能力を失うことが人間工学で裏付けられている」と言うと思います。
正しき者は相手を裁き悪に染まる!
私が何が言いたいのかと言いますと、自分が正しいと思っている人は、人が犯した過ちを徹底的に攻撃してしまう闇の部分があると言うことです。
悪を許せない気持ちは素晴らしいです。
ですが、平和を願う気持ちが戦争を生み出していると気が付いている人はまだ少ないのです。
なぜなら、平和を願えば願うほど悪が許せないのです。
悪が許せないから悪を無くすために戦争を始めるのです。
平和な世界にするために戦争を始めるのです。
もはや、目的が原因を生み出しているのです。
人を攻撃することが、自分の正しさを証明することだと錯覚してしまうところが、この闇の怖さなのです。
弁護士なら180逆のことを言う
あなたが敏腕弁護士だったとしたら、人が過ちを犯してしまった時、今のあなたと同じ言葉を投げかけるでしょうか?
吉澤ひとみさんが悪いのはもう分かりました。
後はもう警察に任せておけばいいと思います。
それを、どっからともなくいろいろな情報を集めてきて、酒癖が悪いだとか、弟が事故で亡くなっているのに信じられないとか、どこまでも吉澤さんを攻撃したくなるのは、今の日本人に心のゆとりが全く無いからかもしれません。
悪い人を攻撃すれば自分はいい人になった気になれるのです。
ですが、所詮は人を攻撃して人を傷付けている行為に過ぎません。
そういうことをやっていると、いざ自分がその立場になった時に攻撃されるのです。
それがこの世界の因果と言う仕組みです。
ですから、人を攻撃することはやめたほうがいいと思います。
吉澤さんはもう死ぬほど深い後悔に襲われているのです。
精神的にもズタズタにされてしまっているのです。
それでもまだ攻撃したいのでしょうか?と言いたくなるのです。
せっかくのきれいな正義の心が今は悪に染まっていますよと言いたいのです。
ですから、本当に自分が正しい人間だと思う人は、敏腕弁護士になって欲しいのです。
できるかぎり、悪い人が悪くならないように、あらゆる可能性を考えてあげて、自分がその立場だったらそうなっていたかもしれないという気持ちを持って欲しいのです。
それが本当の優しさではないかと思います。
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