宗教と哲学の違いとは!哲学では超えられない思想が宗教である!

「宗教」と聞いて、それだけで拒絶反応を起こす人が多いと思います。

なぜなら、「宗教」を信じている人は、危ない人と誤解をしている人が多いからです。

なぜ、宗教は危ない人達の集まりだという誤解がはびこっているのかと言いますと、やはり「オウム真理教」の地下鉄サリン事件の影響が大きいと思います。

また、アメリカで発生した同時多発テロの首謀者がイスラム原理主義者と言うことや、中東での宗教戦争を見ても、日本人の私達の目には宗教が人々を不幸にしてきた動かぬ証拠のように映ってしまっているのは否めません。

そんな時代を経験してきた私達日本人は、「宗教」=「悪」と言うイメージを持ってしまったのです。

宗教は怪しいと言う大きな誤解!

 

なぜ私が宗教の話をしているのかと言いますと、実は宗教と言うのは成功哲学において切っても切れないモノだと感じているからです。

宗教を語らずして語られる成功法則とは、そもそも成功法則でなないのです。

なぜなら、宗教を語らずして人生で成功することなどできないからです。

松下幸之助さんは経営の神様と言われていますが、松下幸之助さんがこの世で大きな成功を収めたのは、宗教の力なのです。

松下幸之助さんが宗教を信仰せず、努力だけの人間だとしたら、世界的な経営者になることなどあり得ないのです。

フェイスブック、グーグル、マイクロソフト、デル、スターバックス、ゴールドマンサックス、ジョージソロス、アインシュタインなど、世界的な成功者はみな宗教を信仰してるのです。

つまり、「宗教」=「悪」ではなく、「宗教」=「善」であり、極一部の新興宗教団体が社会的な事件を起こして宗教のイメージを失墜させているだけなのです。

 

成功哲学の限界!

 

ここ最近、記録的に大ヒットとなったアルフレッド・アドラーの「嫌われる勇気」と言う本があります。

この本は、人間関係を学ぶ上ではとても有益な本なのですが、宗教的な概念がごっそりと抜け落ちています。

そのため、人間関係がうまくいったとしても、それが何なのですか?と言う問いには答えられていないのです。

人間関係がうまく行って、人生が幸せになって、それが何なのですか?

人生を快適に生きて、それで死んだら何もかもなくなったら、なんのために幸せになる必要があるのですか?

自分勝手に生きて、やりたい放題やって死んでもいいんじゃないでしょうか?

と言うことにもなり兼ねないのです。

そこに宗教と言う概念を加えると、話は全く変わってきます。

死んでからも人生が続くのであれば、自分勝手に生きて、やりたい放題やったら大きな代償が待っているから、この世で生きている時も清く正しく生きなければならない、となります。

そして、この考えがあるからこそ、この世界は秩序が守られているのです。

 

神様とはどんな存在なのか?

 

神様は、人智を超えた奇跡の存在です。

例えば、料理している時に包丁で指を切ってしまったとします。

血が流れてしまい、医者に行って縫ってもらいました。

縫うのはお医者さんの仕事ですが、縫う所までが人間の限界です。

その後何が起きるかと言いますと、細胞と細胞がくっついて、細胞を再生するのです。

つまり、切った場所を繋げるのはお医者さんではなく、細胞がやるのです。

これが神様の力だと言うことです。

細胞をくっつけるということを、人間のテクノロジーでやろうと思ったら、世界最高峰のIT企業であるグーグルでも全くできないのです。

地球にある資本を全て投資しても開発することはできないのです。

ですから、人智を超えた奇跡を神と言うのです。

例えば、甲府盆地と言う地形があります。

周りを見渡すと、高い山々に囲まれています。

ですが、神様がこの国土を作りあげた時に、その高い山々を超えて海に流れていく川を作ったのです。

もし川が海に繋がっていないと、甲府盆地は水没してしまいますよね。

甲府盆地に立ってみれば分かると思うのですが、周りが高い山々に囲まれていて、この場所から川を海まで繋げるなんて不可能としか思えないのです。

ですが、日本の国土造りをした神々達はそれらを実際にやってのけているのです。

ですから、人間の力など本当にちっぽけで、人間が生きている1%くらいは自分の力かも知れませんが、99%は神様のお陰と言うことを知り、常に感謝の気持ちが持てるようになるのです。

そしてこの「神様、ありがとうございます」と感謝する気持ちのことを「宗教」と言うのです。

これが悪いことなのでしょうか?

おそらく、宗教が悪いと思っている人達は、宗教がなんであるか誤解しているのだと思います。

「宗教」とは、神様に感謝する心のことなのです。

怪しくもなんともありません。

それは人間として、必ず持っていなければならない心なのです。

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