例えば、読みたい本が新品で1500円だったとします。
メルカリで検索すると、同じ本が150円で売っています。
あなたならどっちを買いますか?
新品1500円の本が古本で150円!
まず、本の値段について考えてみましょう。
本そのものの原価は紙代と印刷代ですから、だいたい150円くらいでしょう。
と言うことは、古本で150円と言うのはほぼ原価になります。
つまり、本そのものの価値とは150円ですから、150円で買えば損はしていません。
では、お金持ちは150円で古本を買うのかと言いますと、お金持ちで古本を買う人は少ないと思います。
お金持ちはお金を持っているのですから、新品を買っても痛くもかゆくもない、と言うことではありません。
そもそもの考え方がまるで違うのです。
本の価格に含まれる秘密の金額とは?
本の原価が150円だとしたら、残りの1350円は何なのか?
それは、本を書いた人の印税であったり、本を制作した会社の経費やそこで働く人のお給料であったりします。
つまり、本そのものの値段は150円ですので、お金持ちはまずは本代としての150円分を払います。
さらに、1350円分は感謝料として支払っているのです。
著者に対して「本を書いてくれてありがとう」、本の制作会社に対して「本を作ってくれてありがとう」、本を流通してくれた会社に対して「本を運んで来てくれてありがとう」、本を販売してくれている書店に対して「本を売ってくれてありがとう」と言う感じです。
この感謝料は新品の時にしか払うことができないのです。
古本になってしまったら、150円のうち、原価分と古本を売っている会社の経費分しかありませんので、本の著者に対しての感謝料が発生しないのです。
つまり、古本を買っても感謝料が発生しませんので、それはあまりいい買い物とは言えないのです。
本に限らず、ほとんどの商品の原価は販売価格の10%くらいでしょうから、実は新品の場合は90%は感謝料なのです。
よく、お金持ちになりたければ寄付をしなさいと言われますが、新品を買うことで、9割の寄付をしていることになるのです。
ですから、中古品を買うよりも、新品を買ったほうが感謝料が圧倒的に払えますので、それは経済を循環して、また戻ってくるのです。
これが生きたお金の使い方なのです。
感謝料を払うと気持ちがいい!
先日、海老フライ定食を食べたのですが、海老フライ定食は1200円でした。
原価は分かりませんが、仮に原価が500円だとしたら、700円は感謝料なのです。
1200円の海老フライ定食と言われると少々高い気がしますが、500円の海老フライ定食でプラス700円感謝料ですと言われたら、なんか無性に食べたくなりませんか?
ですから、世の中の商品は税込価格で表示するのではなく、原価+感謝料+税金の表示にしたほうが消費が活発になる気がします。
本であれば、原価150円+感謝料1350円+税金120円という感じです。
150円の本だけど、感謝の気持ちで1350円、日本のために120円払ったと思えれば、なんだから心がほくほくしてきませんか?
実際には価格は税込価格だけが表示されていますが、自分で原価+感謝料+税金と言う風に細分化をイメージして支払えば、お金を払う時の気持ちがとてもすっきりします。
ぜひ、新品を買って感謝料を市場に還元してください。
あなたのものとに感謝料が舞い込んでくるはずです。
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