
人は誰もが幸せになりたいと思っています。
ですが、どうしたら幸せになれるのか、分からない人達が沢山います。
いつも頑張っているのに、なぜか幸せになれない、周りの人達はそんなに頑張っていなくても幸せになっているのに、自分だけはいつも問題を抱えている、どうして自分だけこんな人生なんだろう、そんなモヤモヤとした気持ちを抱えている人も多いかと思います。
ここが、自分と他人の見え方の違いなのですが、人間の脳科学的に、人の人生は良く見えるようになっているのです。
幸せな人生ってどんな人生だろう?
なぜなら、自分という存在については、脳は自分と言う存在に対して24時間365日常に一体となっているので、全てを把握しています。
生まれて記憶があることの出来事から、全てを把握しているのです。
もちろん、忘れてしまった記憶もありますが、それは脳の引き出しにしまってあるだけで、確実に整理されて記憶として残っているのです。
ですから、自分に対する情報はとてつもない量が蓄積されています。
しかし、他人のことはどうでしょうか?
友達は素敵な旦那さんと結婚して、お金もあって、毎日優雅に暮らしている、なんて羨ましいんだろう。
そんなことを思ってしまうかもしれませんが、この友達の情報というのは、自分と言う情報に比べたら0.0001%にも満たない断片的な情報なのです。
たったこれだけの情報でその人の人生が幸せなのか不幸なのか判断することは、絶対にできないはずなのに、人はたったそれだけの情報で全てを判断してしまうのです。
優秀なAIほど人の人生は測定不可能になる!
仮に優秀なAI(人工知能)があって、その人の人生の幸福度を検証する実験をしようとした場合、この人の情報をAIに流し込んだとしましょう。
① 素敵な旦那様
② リッチな生活
この時、AIはどんな計算結果を出すのかと言いますと「判定不能」です。
「入力データが不足しています。」
ということなのです。
おそらく、人間の幸福度を検証するためには、生まれてから今日までの経験、家庭環境、人間関係、性格などあらゆるデータが必要になるので、「素敵な旦那様」「リッチな生活」だけで判断することなんて到底できないのです。
つまり、他人のことなど絶対に分からないと言うことです。
ですから、他人のことはひとまず置いておいて、まずは自分が幸せになることを考えたほうがいいと思います。
では、自分が幸せになるためにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、幸せとは何かに気がつくことなのです。
世界一幸せな人も幸せに気がついていない!
例えばの話ですが、横浜の中華街のレストランでとても綺麗な女性が男性と食事をしていたとします。
女性は「小籠包」や「ふかひれラーメン」や「エビマヨ」などを注文して、料理が運ばれてくるのを待ってる時に男性にこんな話をします。
「私はずっと自分に自信がなかった。周りのみんなは幸せになって行くのに、自分は幸せになれるか分からない。」
そして、「小籠包」や「ふかひれラーメン」や「エビマヨ」が運ばれてきて、女性はそれを食べた時に「おいし~い!」と感激して喜んでいます。
その時、男性に見せたその女性の喜びの笑顔は世界で一番可愛い笑顔だったとします。
そしてこの男性はこう思うのです。
「幸せって、はるか遠く努力の先にあるのではなく、今もうここにある!」
その女性が見せた笑顔が幸せの正体なのです。
そのお店は高級店でも何でもありませんが、おいしい料理を食べて、感動するほど「おいし~い!」って笑顔になってしまったら、それは「幸せ」なのです。
そういった幸せの瞬間を沢山かき集めて、ベストアルバムみたいに記憶を整理していくと、いつの間にか幸せな人生が出来ているのです。
幸せとは、条件の寄せ集めではないのです。
「素敵な旦那様」「リッチな生活」そんな条件をいくら集めても幸せになれるかどうかは分かりません。
それよりも、最高の笑顔が無意識に出ている時、それが魂レベルの幸せなのです。
ですから、「あっ、今最高に幸せ!」って気が付いたらな、その瞬間を記憶に刻んでおけばいいのです。
それを一つ一つ集めて行くと、人生が終わる頃には誰よりの最高に幸せの人生を歩んできたことに気がつくのです。
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