
人は生きていると、いろいろとつらいことがあったりしますよね。
ずっと楽しいことだけが起きてくれるとうれしいのですが、現実にはそうはいかないのです。
ところで、つらいことはどうして起きてしまうんでしょうか?
それは、つらいことがないと、楽しいことがなくなってしまうからなのです。
海の中を自由に泳ぐ魚は、海があるということを知らないのです。
ですが、運よく釣り人に釣られた魚だけが、海がない世界に釣上げられた時、初めて苦しいということを知るのです。
そして、今までいた場所が海という天国だったことを知るのです。
つらいことにはとてつもない意味が隠れている!
世の中は、相対的な世界なのです。
地球は時速1800kmというとんでもないスピードで回転しているのですが、私たちもおんなじ速度で回転しているので、相対的な速度は0kmになり、止まっているように感じるのです。
これと同じで、人生において、まったくつらいと思えることがなかったら、その逆の楽しいと思えることもなくなってしまうのです。
なぜなら、「つらい」という事象は、何かを基準にして比較したときにしかつらいという現象は出現しないからです。
いつも美味しいものを食べていたら、だんだんそれに慣れていってしまうのですが、たまに強烈にまずいものを食べると、ふつうの味だっておいしく感じることもあるのです。
いつもはたいして見向きもしないカップラーメンだって、震災の時、食糧不足で死にそうだった人は、カップラーメンが生涯で一番おいしい食べ物にだってなったはずですよね。
人間は、苦しみが多いほど、悲しみが多いほど、人生の素晴らしさを感じることができるのです。
大切なことなのでもう一度言わせていただきます。
人間は、苦しみが多いほど、悲しみが多いほど、人生の素晴らしさを感じることができるのですよ。
ですから、今、つらい人、悲しい人は、本当にそれをよく噛みしめて欲しいのです。
やがて、転機が訪れて人生が好転してきたとき、その反動によって、人よりも多くの幸せを感じることができるのです。
つらいことがないと楽しいこともない!
生まれつき、お金持ちの人は、お金がないという経験を知らないので、お金持ちになってもそれほど幸せを感じないかもしれません。
ですが、生まれつき貧乏だった人は、お金がないという経験をしているので、お金持ちになったら、とても幸せを感じることができるのです。
今まで全然モテなかった人は、恋人ができたらとても幸せな気持ちになれるかもしれません。
人生がつらく悲しいものであるほど、大きな幸せを感じることができるのです。
ですから、今の現状は、未来の素敵なプレゼントのために経験しているんだと思って、ワクワクしながら過ごしたほうがいいのです。
私は、「当たり前なこと」以上の幸せはないと思っています。
ですから、私は世の中に存在する最高の幸せは既に手に入れてしまっていますが、さらなる希望を持って、プラスアルファの幸せを手にするために頑張っているようなものなのです。
つらいことがあったら、いいことがあったときにつらい分まで思いっきり幸せを感じていいのです。
遠慮はいりません!
それでも腑に落ちない人に「水」の話です!
でも、つらいことばかりでどうしてもそれが幸せなことだと思えない人にお話をさせてください。
「水」の話です。
ある人が砂漠で石油を掘り当ててお金持ちになって、使えるだけの「水」を所有していました。
どんなに飲んでも、一生かかっても飲みきれないほどの「水」を所有しています。
ですが、ある時、このお金持ちは事業で失敗して一文無しになってしまいました。
そして、カラカラに干しあがった砂漠で、フラフラと歩いていました。
喉がカラカラで、ついには意識がもうろうとしてきました。
そこにラクダに乗った一人の男が通りかかって、一文無しとなった金持ちに、最後のペットボトルの「水」を与えました。
一文無しの金持ちは、その水をガブガブ飲んだ時に、最高の幸せと最高の感謝を味わいました。
一生かかっても飲みきれないほどの「水」を所有していたときと、砂漠で水を与えられたとき、どちらが幸せを感じられるか?
つらいことが起こるのは、あなたがもっとすごい幸せを感じたいから起こるのです。
そして、つらいことが起こるのは、その先の未来にすごい幸せに感じられることが控えているということなのです。
ですから、つらいことは”ウェルカム”なのです。
あなたの望みが叶わないのは、望みが叶いすぎてたいくつな人生に飽き飽きしてしまうことがないように、潜在意識がちゃんと計算しているからなのです。
あなたは今、最高の人生を歩んでいることは間違いありません。
過去から未来までの全ての可能性を潜在意識が計算した結果、今と言う現実こそが最高の答えであったことを、あなたは死ぬ時に理解することになるでしょう。
人は皆、今が一番幸せなのです。
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