派遣社員は正社員化する時代!未憎悪の人口減少時代は売り手市場になる

一度派遣社員になってしまうとなかなか正社員になれないと言うことがよく聞かれます。

派遣社員になってしまうと、収入が激減し、まともな生活すらできなくなってしまう方も多いです。

そうなると、派遣社員をいくら続けてもスキルアップすることができず、そのまま年を取り続けるだけで、どんどん仕事もなくなって行くと言う負のスパイラルから抜け出せなくなるという感じなのです。

ですが、世の中の流れはちょっと違っています。

人を選ぶ会社はガンガン潰れていく!

 

求人する会社は「職歴のない人達は採用したくない」と言って、職歴の無い人達を採用したがりませんが、そんな会社は将来確実に潰れていくのです。

なぜなら、「職歴のない人達は採用したくない」と言っている会社は、いま日本で起きている歴史的な問題に気がついていないからです。

また、「職歴のない人は採用してもらえない」と思っている人達も、それはその人の思い込みに過ぎないのです。

いま日本では誰もが経験したことのない、未憎悪の大問題が襲い掛かっているのですが、その問題がどれだけ深刻なのか気がついている人はまだ少ないのかもしれません。

これから先、職歴のない派遣社員がどれだけ期待され活躍できる可能性があるか、そんな話をしたいと思います。

 

人口の増加を辿ってきた日本が人口減少時代に突入した!

 

今から20年くらい前、日本では少子化という問題がクローズアップされていました。

事あれば少子化少子化と言われていましたので、日本では子供があまり生まれていないと言うことは誰もが知っていたのですが、そうは言ってもそのことが直接的に何か影響があったのかと言うと、当然ながらその時代はまだ影響が現れていなかったのです。

ところが、それから20年たった今、その頃生まれた子供たちが社会人になっていくのですが、社会人デビューする人達が圧倒的に少ないのです。

なぜなら、少子化の影響がやっと出てきたからです。

さらに、少子高齢化と言うことで、高齢化が進み、毎年大量の定年退職者が出てきて、ここ最近では企業は深刻な人手不足に見舞われているのです。

特にネットが普及したことで通販が活況なのですが、その反面トラックのドライバーが不足していると言う深刻な問題になっているのですが、その原因はネット通販の普及が原因ではなく、生産年齢人口(仕事をする人)が激減していることが原因なのです。

つまり、今の日本はこれまでの歴史では経験したことがない、人口大激減時代と言う未憎悪の時代に突入しており、その影響が遂にあちこちで露出し始めたのです。

このことに危機感を抱いている政府は「女性改革」「働き方改革」「ダイバーシティ」「AI」などをしきりに言って、人口減少社会をなんとか維持しようとているのです。

人口が減少すると何が問題かと言いますと、日本の人口が1億人から5千万人に減ると、ざっくり言うと世の中のお店が半分で足りるので、半分が倒産すると言うことです。

それはそれで人口の数に対してお店の数の比率が同じであれば問題ないのですが、問題は、人口が減っても減らすことが出来ないインフラ(道路、公共交通、ダム、電力網など)を、今後も維持して行かなければならないと言うことです。

つまり、人口減によってお店とか自然減となるものは仕方ないとしても、自然減とならないインフラ等で深刻な人手不足が発生し、過疎地などでは集落が消滅しかねない状況となるのです。

これが何を意味しているかと言いますと、今の時代、猫の手でも借りたいと言う世の中に激変しつつあるのです。

 

超売り手市場の社会がやってくる!

 

実は、これからの日本は雇用される側が会社を選びたい放題となる超売り手市場(就職活動をする人に有利)の時代になるのです。

単純労働はAI(人工知能)に取って代えられると盛んに言われていますが、最近の研究ではAIにはデキることとデキないことがあって、単純労働と言われる作業が実は苦手だと言うことが分かってきたのです。

なぜなら、人間が単純労働をすると言っても、実はかなり複雑な行動を必要としていると言うことが、AIの研究によって逆に明らかになってきたのです。

例えば工場の流れ作業にしても、ひとたびイレギュラーなことが発生すると、作業員はその事象を長年の経験などで察知したり、責任者に報告したり、様々な思考を始めるのですが、AIはこうしたイレギュラーは過去のデータがない限り対処不能なのです。

さらに、一旦想定外のイレギュラーが発生すると、その後AIがどのような動作をするのか、人間にも予測がつかないと言う危険性をはらんでいるのです。

なぜなら、AIは人間があらかじめ想定したプログラムで動くものではなく、アルゴリズムというロジックだけで動くからです。

ですから、今は「AIは何でもできる」と言った論調で語られることが多いのですが、AIの研究家からすると、AIはかなり多くの課題が見えてきた状況になっているのです。

こうした状況ですから、これからの日本は確実に人手を確保することに躍起になってきますので、職歴が無い人でも採用される可能性は十分にあるのです。

「職歴が無いから」「派遣しかやっていないから」という理由で諦めないでがんばってください。

これからの社会は、そういった人達でも積極的に採用して事業を回して行かないと恐ろしい勢いで会社が潰れてしまうのです。

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