「世の中金じゃない」と言う言葉は貧乏人は絶対に言ってはいけない!

「世の中金じゃない」と言う言葉があり、この言葉を聞くとお金持ちではない人はなぜかちょっと安心してしまうのですが、貧乏人は絶対に「世の中金じゃない」と言ってはいけません。

「世の中金じゃない」は、お金持ちが言う分には問題が無いのですが、貧乏人が言うと大きな弊害が起こってしまうのです。

その理由を説明いたします。

「世の中金じゃない」とは?
日常生活を送る中では、お金のやり取りがほとんどであるため、お金さえあれば幸せになれると思ってしまうこともあるのですが、お金で買えないことも沢山あります。

例えば、友情とか愛とか健康とか。

ですからお金は大切ですが、それよりももっと大切なものがありますので、お金に執着することは良くないと言う意味です。

世の中金じゃないのか?

如来様は布きれ1枚!

 

あなたは如来(にょらい)という仏様を知っていますか?

阿弥陀如来(あみだにょらい)様とか釈迦如来(しゃかにょらい)様とか、薬師如来(やくしにょらい)様とか、頂点の仏様です。

如来様は基本的には布きれ1枚しか着ていません。

決して貧乏なわけじゃないのです。

如来様の地位まで行くと、布きれ1枚あれば問題ないのです。

全ての欲望から解放され、全ての執着から解放された神々しいお姿ですよね。

如来様は着飾る必要がないので布きれ1枚で十分なのです。

 

菩薩様は装飾品で着飾る!

 

しかし、布きれ1枚の如来様に対して、如来を目指す菩薩(ぼさつ)様はジャラジャラと装飾品を身に着けています。

なぜだか分かりますか?

それは、菩薩様クラスですと、まだ修行の身ですから、着飾ってお洒落をしないと、人々に話を聞いてもらえないからです。

つまり、頂点の人は人々を説得させる努力すらいらないので布きれ1枚で十分なのですが、菩薩のような修行の身ならば、人々に話を聞いてもらうために着飾ったりして努力をする必要があると言うことです。

ですから、たまに悟ったふりして「人生はお金じゃない、世の中金じゃない」って言う人がいるのですが、人生はお金じゃないと言えるのは如来様だけなのです。

私達人間が、「世の中はお金じゃない」って言うのはちょっと早いんじゃないかと思うのです。

如来様のクラスになると布きれ1枚ですから、確かに「世の中金じゃない」と言っても問題ありませんが、菩薩様クラスでは装飾品で着飾るので「世の中金じゃない」とは言えないことを表しているのです。

ましてや、お金持ちでもない人間が「世の中金じゃない」なんて、絶対に言ってはいけないのです。

 

既に自分のモノであると言う豊かな波動!

 

豊臣秀吉のお話を聞いてください。

天下統一を果たした秀吉は、心が広いお方です。

ある日、秀吉が娯楽用に大切にしていた鳥が家来のミスによって逃げてしまったのです。

本来ならば、この家来は即切り捨てられる重罪なのですが、秀吉はなんとかこの家来を助けてあげられないかと考えました。

秀吉の立場上、家来がミスを犯したら厳しく罰しないと、他の家来からなめられてしまい統制がとれなくなってしまいます。

そこで秀吉はこのミスを犯した家来に聞きました。

(秀吉)「あの鳥は外国まで逃げたか?」

(家来)「いえ、外国までは飛べないはずです」

(秀吉)「じゃあ日本のどこかにいるのか?」

(家来)「はい」

(秀吉)「日本にいるのなら、わしの家の庭にいるのと同じだな」

天下統一を果たした秀吉にとって、日本は自分の家だっと思っていたのです。

さすがに考えることが違いますね。

こうして家来は命を救われたのです。

 

「世の中金じゃない」を使っていい人の条件!

 

それで、如来様がなんで布きれ1枚でいいのかって話に戻るのですが、如来様はこの宇宙を所有しているのです。

ですから、宇宙中の金銀財宝はすべて如来様のものなのです。

如来様は金銀財宝を手に持っていないだけで、全てをクラウドに預けているだけなのです。

だから、いつでもどこでも、必要なときに必要なものを取り出すことができるのです。

ですから、布きれ1枚で全然問題ないのです。

ですが、菩薩様は、まだそこまでの境地に達していないので、自分で財産をためて着飾って、人々が話をきいてくれるように、一所懸命自分を磨いているのです。

つまり、地位も財産もない人が「人生はお金じゃない」と如来様みたいなことを言っても、その意味はまるで違っているのです。

こっちは本当に何もないのです。

「世の中金じゃない」と言える人とは、既にお金をあり余るほど持っている人が言っていい言葉なのです。

 

「世の中金じゃない」はお金の悪口!

 

「世の中金じゃない」と言う言葉は、お金にしてみたらお金に対する悪口のように聞こえるのです。

ですから、お金持ちが言うのならまだいいのですが、貧乏人が「世の中金じゃない」と言ってしまうと、お金はその人からどんどん逃げていってしまうのです。

今でさえお金が無くて困っているのに、お金に嫌われてもっとお金が無くなって行くことになってしまうのです。

ですから、貧乏人ほど、お金に対してポジティブになっていないとダメなので、決して「世の中金じゃない」なんて口にしてはいけないのです。

 

欲を持つことは大切なこと!

 

清貧根性に浸かってしまっている人は、昔から「欲を持つな」とか「執着するな」とか言われ続けてきてしまったのかもしれません。

しかし、それは間違った人の教えだったのです。

「欲を持つな」って言う人は「欲を持たない」という欲を持っているのです。

「執着するな」って言う人は、「執着しない」ことに執着しているのです。

なので、精神論はほどほどにして、まずはこの人間界で人間らしく生きましょうって話なのです。

欲は持っていいのです。

執着していいのです。

お金は欲しくて当たり前なのです。

菩薩様を見てください。

お金は全てじゃないけれど、お金は大事なのです。

お金とともに楽しい人生を歩むのが、私達人間の仕事なのです。

遠慮なく、豊かになりましょう。

 

まとめ

「世の中金じゃない」のまとめ
「世の中金じゃない」と言う言葉はお金持ちは言ってもいいのですが、貧乏人は決して言ってはいけません。

「世の中金じゃない」と言える人の条件は、既にお金をあり余るほど持っている人だけです。貧乏人が言うとお金にどんどん逃げられてしまいますので、決して口にせず、「お金は大切だ」「お金が大好き」などポジティブな言葉を発してください。

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