
昔、とても不思議だと思っていたことがありました。
それは、実は学生時代の頃の話なのです。
小学校でも中学校でも高校でも、どうして勉強ができる人は、どの教科でもできるんだろう?
どうして勉強ができない人は、どの教科もできないんだろう?
まあ、こんなことを考えるのは、どちらかというとデキの悪いほうだと思うのですが。
その謎は、大人になってから答えが分かりました。
ここでは、仕事ができるエリートの着眼点について解説していきましょう。
なぜ勉強ができる人は全部が出来るのか?
学生を卒業して社会人になったら仕事を始めるのですが、ここでも法則は同じでした。
仕事がデキル人は、どんな仕事でもデキるのです。
仕事がデキない人は、どんな仕事もデキないのです。
よく、「好きこそモノの上手なれ」と言いますが、ちょっと違いまして、仕事は好きとか嫌いとかの問題ではありませんでした。
仕事が好きでもデキない人もいますし、仕事が嫌いでもデキる人もいます。
勉強がデキる人、仕事がデキる人は、ここが違うのです。
それは「プラットフォーム」です。

「プラットフォーム」とは、複雑なシステムの基本部分となる動作や規格を統一するという意味です。
例えば、コンピュータの世界ではWindowsというOSにExcelというアプリケーションソフトが乗っかっています。
Windowsが標準化されているから、いろいろなアプリケーションがWindows上で動くのです。
スマホならアンドロイドがOSですよね。
このOS部分を「プラットフォーム」と言います。
この「プラットフォーム」が優れていると、それに乗っかるアプリケーションも優れたものが使えるようになります。
これが、人間でも同じことが言えるのです。
全部を覚えるのではなくポイントを絞る
例えば、数学ができて、英語ができる人というのは何が違うのか。
それは、全部を暗記しているんではないのです。
全部を暗記するのは、とても非効率なのです。
なぜなら、全部暗記しても、テストに出るのは1%くらいなものです。
勉強ができる人は、全部暗記しようとは思っていないのです。
成績が優秀となるための条件はただ一つ、テストで高得点を取ることです。

なので、これに集中するのです。
はっきり言って、テストに出ないことを暗記しても、全く意味ないのです。
テストに出る問題以外のことを、どれだけ知っていようとも、テストに出る問題だけ答えられなかったら、この人“0点”ですよね。
仕事も同じです。
仕事の基本と言うのがあるのです。
例えば、
- 時間を守る
- 身だしなみがきちっとしている
- 上下の立場をわきまえる
- 仕事を120%の力でやる
こういったことを継続してやっているうちに、周りからの評価がついてくるのです。
それで、周りから評価されたらもう、あとは自動運転です。
普通に仕事やっていても、“すごい”ということになぜかなるのです。
そして、職種が変わっても、こなせてしまうのは、この仕事のプラットフォームがしっかりできているからなのです。
ここまでくれば、総務だろうと経理だろうと営業だろうと、デキる人間になれるのです。
コツは、どこを押さえれば、全体をカバーできるかを見極めることです。
10%の労力で、90%をカバーできるポイントはどこかを見極めることです。
デキる人間になる最強の練習方法とは?
これを練習するのにうってつけなのが、整理整頓です。
自分の部屋でも会社の机でもいいのですが、徹底的に無駄を省き、必要最小限になるまで贅肉をそぎ落としていきます。
すると、本当に重要なものが見えてきて、あとはいらないものだというのが分かるのです。
勉強でも、あらゆる情報の中から、最も重要な情報は何かを見極める能力が一番大切です。
現在社会は、情報が溢れる社会です。
この溢れる情報の中から、いかに重要な情報であるかを見極めることがとても重要になってきています。
そういった意味でも、常に最も大切な部分を見極める訓練をして、最小の労力で最大の結果を出せるよう、意識すればいいと思います。
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