予言はだいたい当たりません。
地震が来ることを予言する人も中にはいるのですが、そう言う人も一躍有名になって、これから来る地震の予言をすると、ほとんど外れます。
予言は有名になればなるほど、認知度が高くなれば高くなるほど外れます。
今日はその謎に迫ります。
「間もなく巨大地震がやってくる」と言う予言が当たらない!
「巨大地震が来る!」
「関東大震災が迫っている!」
「南海トラフが間もなく来る!」
いつもこうした予言が出回っては消えていくのですが、なぜ予言は当たらないのでしょうか?
今日は、「有名な予言ほど当たらない!?」というお話です。
大きな地震が来たあとに、「私は地震を予言した」という人がいます。
たぶんそれは本当だと思います。
その人の予言が当たるので、「次の地震を予言してください」と誰かがお願いして、次の地震を予言してもらったとします。
それを誰にも公表せずにいたら、高い確率で予言は当たると思います。
しかし、それをテレビや週刊誌などで大々的に取り上げたら、予言が当たる可能性はほとんどないと思います。
予言は有名になるほど外れる!
予言が有名になるほど外れる理由は、渋滞予測のニュースにヒントがありました。
大型連休のUターンラッシュが始まるというニュースの中で、渋滞のピークはどこそこで何キロですという内容のとき、キャスターが言ったのは、「これを公表すると予想が外れる」ということでした。
私には「これを公表すると、予言が外れる」という風に聞こえました。
なぜなら、ニュースを見た人たちは、渋滞のピークの時間帯を知って、ドライブの計画を変更するからです。
当然、渋滞のピークの時間帯を避ける計画をするため、実際にはその時間帯には激しい渋滞が起こらなくなります。
考えてみれば当たり前なことだと思います。
ほとんどの人は、渋滞情報を知って、極力渋滞を回避しようとするわけですから。
このニュース、誰も見ていなければ渋滞予想はかなりの確率で当たるはずです。
なぜなら、過去の膨大なデータから分析して導き出したのですから。
ですが、それが公表され、大衆の行動が大きく変化してしまうことで、未来が変わってしまうのです。
なぜなら、分析した時に、「大衆の行動の変化」という変数は計算されていないからです。
a×b=c という公式だったものが b ではなくf に変更されたのです。
a×f= ? つまり c ではない結果になるということです。
予言も一緒のメカニズムだと思います。
予言のメカニズムを遂に解明!
予言者は、未来に起こる出来事を、別次元で見ています。
未来に起こる出来事は、別次元でかなりの精度で完成しつつあります。
その未来の映像を予言者が見て、「いついつこうなる」と言います。
それを、大衆に知らせないなら、大衆の行動は予定通りであるため、その未来が現実化する可能性が高いです。
しかし、未来の予言を公表し、大衆の行動が大きく変化してしまった場合、未来は違ったものになるということです。
実は、量子力学の世界では、それが事実であることを裏付けています。
あなたの知らない常識破りのミクロの世界!
「観測者効果」という原理があり、誰かが観測すると、量子の位置に影響が及ぶというものです。
着実に作られつつあった「ある現実」に対して、大衆の意識がそこに向けられたことで「観測者効果」によって、「現実が変更」されることが起こり得るのです。
となると、予言が当たらないのは予言者が悪いのではなく、宿命と言えるかもしれません。
ただし、ひとつだけ注意が必要です。
自己暗示によってそれを引き寄せる可能性はあります。
テレビや週刊誌等が頻繁に大地震の危険を煽ると、大衆の意識が大地震に行ってしまい、大地震を引き寄せる可能性はあるのです。
ですから、地震が来ても大丈夫と信じ、地震のことを考えるより、旅行のこととか、素敵な人との出会いを期待して楽しい計画を建てたほうが、未来は明るくなります。
まとめ
その理由は、予言者が予言した未来と現実に到来する未来は必ずしも一緒ではないからです。
なぜなら、予言者が予言した未来とは、予言された未来を大衆が知らないことが前提です。
しかし、その予言した未来を大衆が知ってしまうと未来が変わってしまい、予言は当たらなくなるのです。
ですから、もし悪い予言をみんなが知ったら、もうその予言は当たらないと言うことです。
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