最近の成功法則では、「一度きりの人生だから好きなことをやって楽しもう」と言ったことが成功の秘訣のように言われていますが、これは半分正しいのですが半分間違いかもしれません。
楽な方に行くと失敗する!
もちろん私も以前はその考えに賛同していたのですが、それはまだ世界を見る目が未熟だったからだと思っています。
人生で好きなことをやって楽しむことの何が間違いなのかと言いますと、好きなことをやって楽しんでいる時間に、人間は成長できるのか?という視点で考えてみると、どうでしょうか?
夏休み、宿題をしないで遊んでばかりいたらどうなるでしょうか?
「人生一度きりなんだから、宿題なんかやらないで、好きなことをやって楽しもうぜ!」みたいな学生がいたら、あまりいい将来が待っていないような気がしませんか?
もし、あなたが年頃の娘を持つ親で、大切に育てた娘さんが「今度結婚する彼氏です」と家に連れてきた男がそんな男だったら、結婚に反対しませんか?
思い出してほしいのですが、夏休みに宿題をしないで遊んでばかりいたら確実にバカになります。
遊びたいのを我慢して、つまらない宿題をコツコツやることによって、学力が向上しているのです。
つまり、ラクな方向に行くと、人生は楽ではなく落(ラク)な方に行くのです。
楽(らく)なこととは落(らく)になること!
人間はずる賢いので、隙があれば少しでも楽しようと考えてしまうモノです。
仕事も少しでも楽な仕事を求めてしまいます。
人間関係も楽な人間関係を求めてしまいます。
仕事ではある程度は社会のルールを守る必要があるのですが、家に帰ると誰にも叱れない人は、どこまでもだらけてしまうこともあります。
誰かが叱らない限り、楽な方楽な方と行ってしまう人もいます。
ですが、楽な方の先には、落な人生が待っているのです。
楽をして成長すると言うことはこの自然界ではあり得ないのです。
苦労したり、悩んだり、悲しんだり、苦しんだりした人のほうが、人間として成長できるのです。
ですから、楽で幸せな人生を求めている人と言うのは、この世に生まれてきた目的を見失っている状態なのです。
せっかくディズニーランドに行ったのに、1日中トイレにこもっていてどこにも行かなかった人と同じなのです。
この世に生まれてきた理由とは、苦労したり、悩んだり、悲しんだり、苦しんだりすることによって、魂や心を磨くことなのです。
どれだけ成長できるかが勝負!
楽になりたい!
幸せになりたい!
お金持ちになりたい!
世界一のパートナーと結婚したい!
夢や希望を持つことはとてもいいことです。
ですが、夢を叶えて幸せになって人生が終わってしまったら、その人生の点数は0点です。
なぜなら、最高の人生とは、人間として成長できる余地が何も無いからです。
人生の得点とは、どれだけ出世したとか、どれだけ稼いだとか、そういうことが得点になるわけではありません。
宇宙の評価ポイントとは、どれだけ苦労して、どれだけ悩んで、どれだけ悲しんで、どれだけ苦しんで、それでも歯を食いしばって強く生きてきたか、と言うことが問われるのです。
ですから、今不幸のどん底で人生に打ちのめされていると言う人は、かなりのチャンスが到来しています。
そんな辛い人生なのに、笑顔を忘れずに頑張って立ち向かったよと言えなければならないのです。
そんな強くたくましく生きる姿勢こそ、100点に値する生き方なのです。
幸せを求めることは間違いではありませんが、どんなに幸せを求めても、すんなり幸せになれる人生はありません。
ですから、困難がやってきたら「来たな」と思って、立ち向かう勇気を持ってください。
その時、心と魂が一番輝いているのです。
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