
この話は私が一人で会社で残業していた時の話です。
私は仕事の関係で一人で会社に泊まり込むこともありまして、その日も一人で残業していたのですが、深夜3時近くになってきたら急に眠たくなってきたので、どこで寝ようかオフィスをウロウロしていました。
そして、なかなかいいポジションが見つからないので、ウロウロしながら自分のデスクのところに戻ってくると、見知らぬ女性がもともと空席のデスクに座っていました。
遂に会社で幽霊と出会ってしまった!
「あれ?」
一瞬、同じチームの派遣の女性かなとも思ったのですが(ちょっと似ていたので)、そもそもこんな深夜にいるわけないですし、良く見たら見たことが無い若い女性でした。
私の会社はセキュリティがしっかりしているので、基本的に部外者は入ってこれないようになっているのですが、なぜかその見知らぬ女性はもうずっと前からいたような感じでデスクに座ってなんかやっているのです。
「これは絶対に幽霊に違いない」
そう確信しました。
なぜなら、深夜3時の誰もいないオフィスに若い女性がいるということはあり得ないことだからです。
幽霊と会話した内容とは?
絶対に幽霊だと確信したのですが、不思議と恐怖とかは全く感じないどころか、本当にくっきり実在しているように見えるので、思い切って話しかけてみることにしました。
「あの、何やっているのですか?」
すると、若い女性はコチラを見て「え?」ってちょっと驚いた様子でした。
「あなた、幽霊ですよね?」と私が言うと、「はあ?」ってちょっと驚いた顔をしています。
幽霊と確信していた私は幽霊さんの手のところに私の人差し指を持って行って「いいですか?良く見ていてください。」と言い、幽霊さんの手を人差し指ですり抜けました。
それを見て幽霊さんは「あっ」と驚いて、「なんか久々の感覚」と言いました。
「ほらね、あなたの手をすり抜けたでしょう?あなたは幽霊なのですよ」と私は言いました。
そしたら幽霊さんは「私はいつも朝の3時になるとここに来るのです。今日はいつもより早く来過ぎちゃいました。」と笑って言いました。
やっぱり幽霊だったのかと思い、せっかくだからあっちの世界のことを聞きたいなと思って色々と聞いてみたのですが、なぜかそこは思い出すことができません。
そして次の瞬間、私は目が覚めました。
リアルな夢に隠されたメッセージとは?
「ん?これは夢だったのか?それにしてもずいぶんリアルな夢だったな~。あの幽霊は一体誰だったんだろう」と目が覚めてトイレに行きながら、リアルな夢を思い出していました。
実は、その夢が今朝の夢だったのか昨日の朝の夢だったのかも思い出せないのですが、夢に出てきた若い女性の幽霊のことや会話はやけにリアルに覚えているのです。
人は夢を見ている時、人の意識は実際にそっちの世界にいると言われています。
私も思い返せばその夢の時系列とか空間的な情景が意外とメチャクチャだったりするのですが、それにしても普通の夢とはかなり違う感覚のリアリティがあったので、こうしてブログに書いているのです。
そして一つだけ確実に言えることは、夢の世界では自分も肉体をまとっていないのですが、幽霊だと分かっても恐怖を感じなかったことです。
これが本当の出来事だったら、深夜3時に若い女性がオフィスにいて、それが幽霊だと確信したら恐怖を感じると思います。
それが、夢の中では全然恐怖を感じなかったのです。
つまり、恐怖というのは肉体の特有な現象なんだと思いました。
もちろんこの世では肉体がないと生きて行けないし、肉体は自分の身を守るために危険を感じると恐怖を感じてその場から逃げられるようになっているのだと思います。
あなたもいつもと違う、なぜかとてもリアルに感じる夢を見たら、そこには何かしらのメッセージが隠れているのかもしれません。
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