私はよく旅行に行くのですが、目的地も大事なのですが、その過程もとても大事なのです。
例えば、数年前、南紀に旅行に行ったのですが、旅行先で何をするかも大事だったのですが、それよりもどちらかというと、南紀に行くまでの道中のほうが楽しみだったりするのです。
どこの高速を通ってどのルートで行くとか、何時にどこのサービスエリアや道の駅に寄ったりするとか、あの辺は海沿いだから何時頃通ると景色がよさそうだとか、そんなことが楽しくて仕方がないのです。
これが男性心理だと思います。
でも、女性は、目的地に着いてから何をするかがとても大切らしく、道中は寝たりして、とにかく一刻も早く目的地に着いて欲しいオーラが出まくっているのです。
目的地に行くまでの時間を最短にして、目的地で遊ぶ時間を最大化したいのが女性心理なのですね。
どうして女性には道中の楽しさが分からなのかなって思っていたのですが、ある時、その理由が分かったのです。
結論を求めていない女性の心理
話がまったく変わってしまうのですが、ある時、会社の女子社員の悩み事を聞いていた時の話です。
その女子社員は他の女子社員との人間関係のことでいろいろ悩んでいたようなのですが、私はああしたほうがいいとか、こうしたほうがいいとか、いろいろアドバイスしたのですね。
そしたら、さんざん話をした挙句の果てに、その女子社員から言われたのが、アドバイスを求めているのではなくて、ただ話を聞いてくれればいいだけとのことだったのです。
こっちは問題を解決してあげたくていろいろ考えてああだこうだアドバイスしているのですが、その女子社員にとったらそんなことはどうでもよくて、ただただ頷いて聞いてくれればよかったと言うのです。
私は、問題を解決するために悩みを聞いているのであって、問題を解決しないのであれば、悩み事を聞いたりすることなんて時間の無駄じゃんって思ったのです。
そんなことをずっと考えていたのですが、ある時、読んでいた本に素晴らしいフレーズが書いてあったのです。
「女性にとって会話は手段じゃなく、目的なの。」
結果ではなくプロセスを楽しむ
ええ?
会話は手段じゃなく目的ってどういうこと?
つまり、目的があるから会話をするのではなくて、会話をすることが目的であり、内容はなんだっていいということなのですね。
これが女性心理なのです。
でもこの時、私の旅行の感覚と合致したのです!
なるほど、私が旅行に行くことが目的じゃなくて、その道中も楽しいように、女性は目的のために会話をしているのではなくて、会話自体を楽しんでいるということか。
私が、旅先に何かを期待しているのではなくて、旅に出ること自体を楽しむように、女性は何かのために会話をしているのではなくて、会話自体を楽しんでいるんだ。
男性陣においても、この女性の感覚が分からない人が多いかもしれませんが、自分が旅行に行くときの状況と重ね合わせてみれば、その気持ちが分かると思うのです。
男性心理は、用があるから話をするけど、用がなければ話をしない。
女性心理は、用があるから旅行に行くけど、用がなければ旅行にいかない。
男性心理は、用がなくても旅行に行きたがる。
女性心理は、用がなくてもおしゃべりをしたがる。
ということです。
これで、相手がどうしてほしいか、ちょっとは分かり合えるかもしれませんね!
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