
夏祭りのシーズンが到来し、どこもかしこもお祭りモードになっていますが、そもそも「お祭り」って何なのか、深く考えたことがありませんでした。
私のイメージするお祭りとは、盆踊り会場があって、出店(露店)が沢山あって、ご年配の方々が盆踊りを踊って、若者(特に小学生)は出店で好きな食べ物を買ったり、金魚すくいなんかをして楽しむイベント、くらいにしか考えていませんでした。
しかし、お祭りではお神輿(みこし)を担いだり、山車(だし)を引っ張ったりするのですが、そのお神輿や山車って神様が乗っているのですよね。
そもそもお祭りって何なのか?
私達の世代(団塊ジュニア世代)って神様とか神話とか、そういった事って授業で全くと言っていいほどやらなかったので、あまり神様って現実的な存在ではなかったのです。
ですが、この歳になってあちこちの神社を巡るようになって、地域の総鎮守と呼ばれるような大きな神社にはだいたい豪華なお神輿が飾ってあることを知ったのですね。
それで、最近になってようやく分かってきたことは、町や地域というのは、神社が中心になっているってことです。
街の中心とは駅でも役所でもなく神社だった!
特に、私が住んでいるさいたま市には、旧国の武蔵国(むさしのくに)の一宮である氷川神社があるのですが、氷川神社があるから大宮(大きな宮)という大都市があるのです。
大宮が大都市か?なんて声が聞こえてきそうですが、実は東京も武蔵国(武蔵国は埼玉、東京、神奈川の一部)なので、氷川神社は東京(江戸)の一宮でもあるのです。
つまり、日本の首都を要する地域を総括してる超ハイグレードな神社と言うことになります。
なんせ、氷川神社の参道は2kmもあってこれは日本一の長さと言うことらしいです。
私が何が言いたいのかと言いますと、まずその地域のことを知りたければ、その中心は神社なのですよ、と言うことなのです。
「街の中心と言ったら市役所だろ!(町の場合は町役場、村の場合は村役場)」という方や、「街の中心と言ったら駅だろ!」、と言う方もいるかもしれませんが、それらは全て後付けであって、まず街の中心はどこですか?と言われたときにあるのが神社なのです。
ですから、その地域のお祭りというのは、確実に神社が深く関わっていて、しかも神様と一体となれる重要な神事なので、街をあげて盛大に祭りを行うのです。
いつもは交通の確保を最優先にしている市内の幹線国道とかも、祭りの日にはあっさりと通行止めです。
神様がお神輿や山車に乗ってお通りになるのだから、国道を通行止めにすることくらい何でもありません。
街をあげて盛大にお祭りを行う地域は発展し続ける!
先日、秩父神社に参拝に行ったのですが、秩父は「秩父夜祭(ちちぶよまつり)」と言うお祭りが有名で世界遺産にも登録されたほどです。
そして、秩父神社の隣には秩父まつり会館というのがあって、秩父夜祭の素晴らしさをPRしているのですが、この秩父と言う街はこの秩父夜祭を一番大切にしている街で、秩父神社や三峰神社等、相当すごい神様を祭られている街なのです。
街をあげてお祭りを盛り上げている地域と言うのは、いつも身近に神様を感じられるのではないかと思います。
今年のゴールデンウィークの直前に東京都府中市にある大国魂神社(おおくにたまじんじゃ)を参拝した時も、春の大祭の直前で街はものすごいことになっていました。
特にこの大国魂神社は武蔵国の総社(そうじゃ)という位置付けになっていて、一宮の氷川神社と総社の大国魂神社は、旧国で一番格式の高い神社の「陰陽ペア」の関係になっていて、旧国全域の守護神社となっているのです。
つまり首都東京を要する武蔵国は一宮の氷川神社と総社の大国魂神社によって守護されていると言うことです。
ですから、この大国魂神社も存在感がハンパではなく、府中市のど真ん中に堂々と鎮座しているのです。
昔、アド街ック天国と言うテレビ番組があって、大宮の1位は氷川神社だったのですが、府中の1位は確実に大國魂神社ではないかと思います。
それくらい地域の人々に愛されているのが神社なのです。
そんな人々に愛され、頼られ、そして人々を見守り続ける神社をもっともっと身近に感じるために、夏祭りに出かけてみてはいかがでしょうか!
神様と一体になることで、あなたの運気は確実に上昇していきますから!
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