
「今の会社では君を幸せにする自信がないから」
カーラジオを聴いていたらこんな話がありました。
「30歳の女性からお便りが来ております。」
「私は婚活をしていてお付き合いしている人がいましたが、
つい先日、「今の会社では君を幸せにする自信がないから」
と言ってフラれてしまいました。」
といった話でした。
そしてこの女性はフラれてしまったことにとてもショックを受けているといった内容だったのですが。
この話を聴いていて私は少々違和感を感じました。
経済的な理由で女性を振る男の心理
まあこの断片的な話だけではその背景は何も見えてこないのですが、私がイメージした情景では、この男性は女性をフリたくてフッたのではないような気がしたのです。
私がこの男性と同じセリフを言うとしたら、本心はこの女性と別れたいから言うのではなく、「経済的に苦しくても一緒に頑張ればなんとかなる」と言ってほしい気持ちがあるのではないかと思ったのです。
男にとって一番知りたいことは、女性が自分を好きになってくれたその理由です。
もし、自分と言う人間を好きになってくれたのならとてもうれしいのですが、例えば学歴とか、年収とか、会社とか、二男であるとか、その人そのものではなく、条件が一致したというだけの理由だと、それって条件が合えば俺じゃなくても良かったんだよねって思うのです。
つまり、男は自分と言う人間の価値を認めてくれる女性となら一緒になりたいと思うのですが、「条件」にくっついてくる女性とは一緒になりたいとは思わないのです。
幸せな人生を確約してくれる男を求める女性の心理
もちろん、女性には女性の言い分があると思います。
女性は社会的にも弱い立場に立たされることが多いので、女性の人生の明暗は結婚する相手によって大きく別れてしまうのは否めません。
ですから、女性が自分の人生を幸せに生きるためには、少しでもいい条件の男と結婚することは誰にとっても重要な問題だと思います。
ですが、その条件が先走ってしまうと、男はそれを敏感に察知してしまうのです。
男にとって一番嫌なのは「相手は俺じゃなくてもよかったんだ」と思うことです。
男は特に野心や自立心が強いので、自分の存在価値を認めてもらいたい願望が強いのです。
ですから、女性は男のこの心理を理解して男が望んでいる言葉を投げかけてあげると、一生大切にしたいって思わせることができるのです。
女性の幸せは男に依存することが多いと思いますので、いかに男をその気にさせるかという心理的なテクニックがどうしても必要になってきます。
生まれつきこういった才能を持っている女性もいますが、普通の女性はそこまでのテクニックは持ち合わせていませんよね。
ですから、よく研究して習得していかないといけないのです。
結局は人の心を読む才能が一番大切
私達が住んでいる世界とは、人間の社会のことなのです。
人間の社会では、幸せに生きるのも不幸に生きるのも全て人間次第ということなのです。
あなたの人生を幸せにしてくれるのは、あなたと関わる人達です。
あなたの人生を不幸にするのも、あなたと関わる人達です。
そして、あなたに関わる人達にあなたが何を投げかけるか、それで全てが決まります。
あなたが人生を最高に幸せに生きるためには、相手が望んでいることをやってあげること、これがすべてだと言っても過言ではありません。
冒頭の男性が言ったセリフでは、
「今の会社では君を幸せにする自信がないから」
と言われてショックを受けるのではなく、こんなセリフを言う男性の真意は何なのかを考えて考えて考え抜くことが大切なのです。
そして、この男性が求めていることは何なのか、それを察知して、この男性が求めている言葉を投げかける、つまりここでは「経済的に苦しくても、私も働いてがんばるから大丈夫だよ」とか、「自分の生活費くらいは自分で稼ぐわよ」とか、そういう言葉を投げかけられれば、この女性はきっと何があっても幸せになることができると思います。
「楽して幸せになろう」
こんな考え方では到底幸せになることはできないと思います。
「好きな人のためなら、例え相手がプータロウで働かなくても、私が働いて食べさせてあげよう」くらいの気合がないと、幸せは掴めないと思いますし、イケメンで金持ちで誠実な男と結婚して幸せになるっていうそんな甘い考えでは人生に打ちのめされるだけだと思います。
楽に手に入る幸せなんて、全く価値がありません。
本当の幸せとは、限界を超えるまで努力して頑張った先にしか、手に入れることはできないのですから。
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