
人生の成功とは何か?
このテーマは、深いです。
人は、意味もなく生まれてくるものではありません。
しかし、いったい何のために生まれてくるのかは分からない人が多いと思います。
長い人生においては、歴史に名を残すほどの人生もあれば、生きた証すらないような人生もあります。
たった一度しかない人生ですが、どのように生きたらいいか?真剣に考える人は多いと思います。
まず、成功者とは、どういう人たちを言うのか、考えて見ましょう。
成功を手に入れた人達の非業な運命!
「お金持ちこそ成功者だ」と考える方が多いかもしれません。
なんだかんだ言ったって、お金を持っている人が世の中を動かしているのだから、それはそうかもしれません。
1923年、アメリカのある町に、世界で最も成功したと言える人たちが集いました。
- ニューヨーク証券取引所社長
- 世界最大鉄鋼会社社長
- ウォール街空売り投機家
- 世界最大独占企業トップ
- 国際決済銀行頭取
- 米国政府閣僚
- 北米最大ガス会社社長
- 小麦投機第一人者
この人たちが、その後どんな運命を辿ったか。
彼ら全員には、破産、自殺、投獄など、悲惨な未来が待ち受けていたのです。
いくらお金持ちになったところで、そういった未来が待ち受けているならば、その人の人生は真の意味で成功したと言えるでしょうか?
彼らは、成功することを夢に見て、努力して、ようやくその夢を手にしました。しかし、本当に大切なことを忘れていたように思います。
人生の目的がズレていると人生は失敗する!
人は誰もが何になりたいか?
という質問に対して、誰もがだいたいは明確な答えを持っています。
しかし、現時点で、その答えを持っている人の90%は、先の大富豪達と同じ結末を招かざるを得ません。
なぜならば、次のジョン・レノンの話を読んで考えてみてほしいのです。
「学校に通っていた頃、大人になったら何になりたいかを紙に書かされた。私は「幸せになりたい」と書いた。すると教師から、「質問の意味が分かっていない」と言われた。私は「そういうあなたは、人生の意味が分かっていないんだ」と言った。」
ほとんどの人は、何になりたいか?
「サッカー選手になりたい」「プロ野球選手になりたい」「医者」「弁護士」「歌手」「アイドル」・・・、いくらでも、無数にありますが、「幸せになりたい」と思っている人は極わずかです。
しかし、本当の本当は「サッカー選手になりたい」「プロ野球選手になりたい」「医者」「弁護士」「歌手」「アイドル」・・・になることで「自分が幸せになれる」と思っているのです。
行き着くところ、全ての人は「幸せになりたい」のです。
富士山の登山口はたくさんあります。
しかし、どの登山口から登っても、山頂はひとつです。
生まれてきた人々全員の頂点にある、なりたい状態とは「幸せになりた」ということです。
ですから、人生の目標は、「なにになりたいか」ではなく、「幸せになる」ことが、最も重要なことなのです。
そして、「幸せになるためにはどうしたらよいか」というステップで、初めてその手段が人それぞれ違いが出るのです。
ある人は、幸せになるためには、お金が必要と考え、ある人は、幸せになるためには、サッカー選手になることだと考える。
常に、登山家は山の山頂、人生を生きる者は「幸せ」という山頂を目指していなければなりません。
これがブレると、登山家も人生を生きる者も、その過程で道に迷い、遭難してしまうのです。
人生を成功させる法則とは、まず、目標座標に「幸せ」を設定することです。
そして、その状態となるためには、何が必要か、それを考えることが最も大切です。
ほとんの人が目標設定を間違ってしまいます。
ジョン・レノンの話をもう一度繰り返します。
「学校に通っていた頃、大人になったら何になりたいかを紙に書かされた。私は「幸せになりたい」と書いた。すると教師から、「質問の意味が分かっていない」と言われた。私は「そういうあなたは、人生の意味が分かっていないんだ」と言った。」
さあ、今から素晴らしい人生の一歩を歩き出しましょう!!!
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