
あなたが、恋人とコバルトブルーの美しい海に旅行に行ったと仮定してください。
絶景ホテルの部屋が海側じゃなく山側だったとしたら、あなたはどう思いますか?
もし、海側の部屋なら、そこからは真っ青な大海原の絶景が見えたはずなのです。
季節によっては、真っ赤に染まる夕日を見ることができたかもしれません。
一生の思い出に残るような非日常的な素敵な時間を過ごせたかもしれません。
でも、予約するのが遅かったので、山側しか空いていませんでした。
こんな時、あなたはどう思いますか?
せっかく海に来たのに山側の部屋だと?
せっかくの旅行でホテルの部屋から絶景の海を見たかったのに、山しか見えないことに腹を立ててしまいますか?
確かに怒りたくなる気持ちは分かりますが、そこはぐっと堪えてちょっと考えてみましょう。
まず、そもそも旅行に来たんだから、ホテルだけが旅行じゃないですよね。
初日は新鮮な海産物を食べたかもしれないし、遊覧船とかに乗って、素晴らしい景観を楽しんだかもしれません。
夜は絶景の露天風呂に入って、最高のくつろぎを味わえたかもしれません。
また、最高に贅沢な夕食を堪能し、素晴らしい思い出が作れたかもしれません。
寝る前には、お互いの子供の頃の思い出を語り合ったりして、より濃密な関係になっていくかもしれません。
翌日は水族館に行って、天才的なイルカのショーとかに絶叫するかもしれません。
また、透き通る美しい海で海水浴を楽しめるかもしれません。
旅行という一つのプロジェクトの中で、たった一つだけ、ホテルの部屋が山側だったという凡ミスについて、どれだけ寛容になれるかだと思うのです。
ムカつくことはいかに早く忘れるか!
私だったら、海は夜になれば真っ暗だし、朝は忙しいのでゆっくり海なんて眺めている暇もないし、露天風呂に行けば海は見えるんだから、山側だったとしても全然OKだっていう考え方を意識的にしようと思います。
そもそも、恋人と旅行に行けること自体がとても幸せなことだし、今度は海側に泊まるぞって、また来なければならない理由ができてしまったと逆に喜ぶかもしれません。
本当にあったことなのですが、私が日本三景でもある松島に行った時の話です。
私が泊まるホテルの部屋からは、松島の絶景が見える予定だったのですが、たまたま案内された部屋からは、松の木が邪魔して松島の絶景が見えなかったのです。
あと、2~3部屋ずれていたら、松島の絶景が見えたのですが。
でも、そのことを根に持ってグチグチ言っても、せっかくの旅行がつまんなくなっちゃうと思うのです。
ですから、そんなことはさっさと忘れて、旅行で楽しいことに焦点を合わせるのです。
そして、こういった習慣は何も旅行の時にだけ発揮されることではなくて、日常の生活の中でも発揮されてしまうのです。
気に入らないことに焦点を当てて、気に入らないことばかり気にしていると、人生はどんどんつまんなくなっていっちゃいます。
そうじゃなくて、気に入らないことがあったとしても、それはすぐに忘れて、そもそも、そんなことが気にならないくらい幸せだよなって考えると、どんどん運気が上がって行くのです。
これをプラス思考と言うんでしょうが、プラス思考とは練習しなければ身に着かない高等なテクニックなのです。
もし、旅先で気に入らなことがあったら、それを上回る素晴らしい出来事を沢山探しましょう。
気に入らないこと一つで、せっかくの旅行を台無しにしないようにしましょう!
そうすると、誰と何をしていても、素晴らしい時間を過ごすことができるようになるのです。
この人生で起こる出来事は、全てのことがかけがえのない出来事なのです。
多少の文句を言ってもいいですが、さっさと忘れるか、笑い話にしてしまったほうが人生は楽しいです。
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