「どこに行ってもいじめられる」という人がいます。
いじめられているのですから被害者なのに、いじめられる方が悪いと言われて、さらに傷つく人もいます。
そんな悩みを持っている人は結構多いと思います。
私の身近にもたくさんいます。
それはなぜか?
人間関係は、この世で学べる最も高尚な問題です。
ですから、非常に難しいし、万能の法則がないように思えるのです。
しかし、人間関係でうまく行かない人とうまく行く人がいるのも事実です。
Aさんは好きだけど、Bさんは嫌い。
なぜこのようなことが起こるのでしょう。
ここではどこに行ってもいじめられる理由といじめられなくなる対策についてまとめました。
どこに行ってもいじめられるのはなぜか?
なぜ新しい職場には必ず嫌な人がいるのか?
人間には「顕在意識」と「潜在意識」があります。
「潜在意識」は自分でコントロールできないのですが、これが厄介なのです。
潜在意識は目に見えないレベルで時空間に広がっています。
もし、私が新しい職場に出勤するときに「嫌がらせされたら嫌だなあ」と思っていたとします。
すると、新しい職場には私に嫌がらせをする人が必ず現れます。
それは潜在意識レベルで私は「嫌がらせをされたくない」という波動を出しているからです。
潜在意識の世界では、全ての思考が「肯定形(こいていけい)」として解釈されます。
「肯定形」とは、「なになにである」ということです。
この反対に「否定形(ひていけい)」というのがあります。
「なになにではない」というやつです。
そして、潜在意識は全てを肯定形にして受け入れる性質があるんです。
どういうことかといいますと、「嫌がらせ」「されたくない」という二つの言葉があったとします。
この場合、潜在意識の世界では「嫌がらせ」という言葉が有効となり、「されたくない」という言葉は無効となります。
すると、潜在意識の世界では「嫌がらせ」という波動を放出するため、「嫌がらせ」をどんどん引き寄せてくるのです。
そして、「嫌がらせ」をしたいネガティブな波動の人を引き寄せることになるのです。
いじめられる人がとこに行ってもいじめられる理由がなんとなく分かってきたでしょうか?
いじめられる人は、「いじめられたくない」という波動を出しているのですが、潜在意識は「いじめ」しか有効としないため、「いじめ」をどんどん引き寄せてきます。
ですから、「いじめられたくない」と潜在意識が思っている限り、どこに行ってもいじめられてしまうのです。
「いじめられたくない」なんて思ったことがないという人も、潜在意識が「いじめられたくない」と思っているかどうかまでは分かりません。
ここが、潜在意識の怖いところです。
では、いじめられない対策を考えましょう。
いじめられなくなる対策!
いじめられない究極の対策とは、「いじめっこに感謝をすること」なのです。
いじめっこに感謝することなんて、普通ではあり得ないと思います。
なぜいじめっこに感謝が必要なのか、全く見当が付かないと思います。
ですが、そのいじめっここそが、あなたの人生を素晴らしく引き立ててくれる人なのです。
いじめっこが世界からいなくなってしまったら、いい人しかいなくなってしまいます。
いい人しかいないということは、いい人がいないということです。
なぜなら、いい人とは、悪い人がいるからこそ、相対的な差によって出現できるからです。
つまり、いじめっこがいるからこそ、あなたをいじめない人は、いい人だと言うことが分かるのです。
あなたに優しくしてくれる人に感謝の気持ちを抱けるのは、いじめっこのお蔭なのです。
ですから、そんな大切なことを気付かせてくれたいじめっ子に感謝したほうがいいと思います。
あなたの前に現れる全ての人は、あなたが出会いたくて用意した人達なのです。
「あんな腹立たしい人に出会いたいわけがない!」
と誰もが思うと思いますが、「あんな腹立たしい人」がいなかったら、他のみんなはそれほどいい人だとは思えなくなってしまうのです。
あなたの人生のバランスを考えた時、他の人達を大好きと思うためには、どうしても「あんな腹立たしい人」が必要だったからこそ、あなたの前に出現したのです。
ですから、「あんな腹立たしい人」にこう思うえばいいのです。
「私の人生をよりエキサイティングにしてくれるためにわざわざ現れたあんな腹立たしい人よ、ありがとう!感謝してるよ!」と。
これが、究極の人間関係攻略法です!
あなたという我を捨てることが大切
最後に「我」(が)の話です。
「我」とは、自分が、自分が、という強い個性のことです。
「我」が強いと、自分は正しいと信じ込むと、人の意見とか聞けなくなってしまいます。
いくらアドバイスしでも、聞く耳持ってくれません。
神社に行くと、本殿には神様がいます。
神様はどんなお方なのか知っていますでしょうか?
実は、本殿には鏡が置いてあります。
その鏡を覗き込むと、そこに写るのは、自分です。
つまり、あなたの神様はあなた自身です。
しかし、そうは言ってもあなたは神様ではありません。
まだ、神様にはなれていないのです。
なぜかというと、鏡(かがみ)に写った神様には「我」があるからです。
「かみ」さまの真ん中に「我(が)」があるから「か・が・み」と言うのです。
なるべく「我」を無くして、へりくだること無く、強気で生きていけば、人間関係は良くなって行くのです。
まとめ
いじめを引き寄せるのは「潜在意識」です。
潜在意識は「肯定形」で願望を叶えますので、「否定形」を使ってはいけません。
いじめを無くす最大の秘訣とは、いじめっこに感謝をすることです。
我を無くすことで、人間関係が良くなっていきます。
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