
私が働く業界では仕事がきつすぎて病んでしまう人が結構います。
精神的に追い詰められて、トンネルの出口が全く見えないと、徐々に心身が蝕まれていってしまうのです。
疲弊する日本の社会で心病む人達
正直、今の日本の社会は問題がないとは言えないでしょう。
コスト削減という言葉の響きはいいのですが、それは言い方を変えると人件費削減です。
人件費を削減するためにどうするかというと、社員を減らすのです。
でも、仕事の量は減りません。
首を切られてしまった人も大変なのですが、会社に残ってしまった人も大変なのです。
今までの仕事量を、人数が減ってもこなさなければならないからです。
会社のために死にもの狂いで働いても、一生報われないのが今の日本の社会構造なのです。
今の日本の社会は、マクロ的な視点で見ると、かなりのデッドスパイラルだと思います。
コスト削減のため、人件費を削る。
社員が減る。
過剰な仕事量でストレスが溜まり、精神的に病んでしまう人が出ると、さらに人が減る。
残った人への仕事の負担が更に増える。
仕事の質が落ちてくる。
今の日本はこういった構図になっていますので、快適に生きるためのちょっとしたコツを知らないと、本当に心身が病んでしまうと思うのです。
成功者達が騙し続ける最大の理由
今の雇われ労働者は、仕事の能力イコール賃金ではないのです。
賃金とは、イコール時間なのです。
私の賃金は、1時間いくらの世界なのです。
成果や結果より、何時間労働に時間を切り裂いたかということなのです。
ですから、いくら一所懸命やっていい成果を出しても、意味がないのです。
逆に1時間普通に働けば、決まった額が給料として計上されるのです。
これはきっと、頭のいい誰かが作った効率的なシステムだと思うのですが、これを逆手にとってしまうのです。
この日本の労働システムは、時間あたりいくらというのが補償されているので、よっぽど手を抜かなければそれ相応の賃金が誰でももらえるのです。
ということはです。
1時間100%の力で仕事をするのではなく、1時間最低怒られない程度の力で仕事をするのです。
目安としては高くても70%、理想は50%以下です。
よく、仕事は全力でやりなさいと言われるのですが、それは自分が経営者の場合とか、オーナー社長にだけ有効な言葉なのです。
なぜなら、自分が社長やオーナーなら仕事をやって儲かった分だけ自分に入ってきますから。
しかし、雇われ労働者はどんなに成果を出しても、自分に入ってくる報酬なんてたかが知れている(時給いくらの世界)ので、これはまさに他人(経営者)を肥やすだけなのです。
年収で億を超える私のメンターは、きっぱりとこう言い切ります。
「給料は決まっているんだから、いかに手を抜いて給料をもらうかを考えたほうが利口だよね。私の仕事は仕事をした分だけお金がもらえるから、仕事に一切の妥協はしないけど。」
成功者達が書いた本には「100%全力で仕事をしろ」とか「手を抜くな」とか、そういった類のことが書いてあるのですが、これは自分で仕事をした分だけ報酬に直結する人にだけ有効な言葉なのです。
給料が決まっている労働者に対しては、やればやるだけ損しますよ、と言うことなのですが、これを言うと経営者は損するのでそんなことは絶対に言わないと思います。
成功するための唯一の秘策
そして、ここからが重要なのですが、50%の力で仕事をして、残り50%で自分が豊かになる計画を考えるのです。
今すぐに成功するのは無理だとしても、1年、3年、5年という長期計画を建てて、自分が豊かになるための準備をするのです。
これをしっかりやっていくと、だんだんメインの仕事よりも、自分の夢プランのほうに意識が行ってしまうので、本業に追い詰められることがなくなってくるのです。
どんなに本業が忙しくても、70%しか出さないのです。
それで無理なら“もう、無理っす”ってギブアップしてしまうのです。
雇われ労働者は、所詮歯車のひとつに過ぎません。
代わりはいくらでも要るのです。
死ぬまで会社のために働いても、報われないのが現実です。
だったら、そんなことに命を掛ける価値なんてないですよね。
これは声を大にして言いたいのですが、会社のために命を捨てるなんて絶対にやめたほうがいいですよ、と言うことです。
仕事なんて死ぬ気で探せば他にも絶対にありますから。
仕事の成果をちゃんと認めてくれる素晴らしい会社ならば、その会社のために一所懸命働いた方がいいと思いますが、どんなに頑張っても報われないようなブラックな会社ならば、こっちがそんな会社を利用してしまうブラック人間になればいいのです。
つまり、できるだけ仕事の手を抜いて、将来の自分のために時間や労力を使うことが、成功を手に入れるための唯一の秘策です。
この方法を会社とかで話してしまいましと、降格、解雇、その他不利な待遇を受けかねないので、絶対に誰にも内緒でやってください。
ブラック企業の経営者の恐ろしすぎる未来!
ブラック企業の経営者は、労働者をコマのように使ってガッ釣り儲けていい思いをしていると思いますが、その人生の末路がどうなるのか考えている人はいないと思います。
「俺は賢いから人生の勝ち組だ」と浮かれた気分になっているかもしれませんが、こうした人の恨みを買うような生き方をした人がどんな末路になるのかを一応知っておいて下さい。
そうすれば、ブラック企業の経営者がいかに大変な人生であるか分かると思います。
戦国武将で特に人気が高いのが、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ですが、中でも織田信長は本能寺で暗殺(正確には自害)されるという悲惨な末路でした。
しかし、織田信長の悲惨な人生は、そこで終わったのではなく、むしろそこから始まったのです。
本能寺の変があったその夜、織田信長は明智光秀が反逆したことを知り、その周到な性格からもう逃げられないことを悟り、光秀に殺されるくらいなら自害したほうがましだと自害して絶命しました。
そして、肉体から魂が抜けた瞬間、それまで信長がやってきたおびただしい数の虐殺行為による怨念が信長の魂に憑りつきました。
その数はとてつもない数で、信長はそれを振り払うのですが次から次へとその怨念に引っ張られて、その場所から抜け出すことができません。
それは、信長が死んでから400年以上が経った今でも、その場所から抜け出すことができないでいるのです。
人の恨みを買いながら生きると、壮絶なあの世の地獄世界が待っているのです。
こうしたことを知っている真の成功者は、だからこそ社会貢献、社会奉仕に力を入れているのです。
真の成功者は、ちゃんと知っているのです。
ですが、偽の成功者はこうした教養がないので、欲望のままに生きてしまい、その結果とてつもないカルマを生み出してしまうのです。
ですから、せめて自分だけは、こうした間違いを犯さぬよう、正しき道を進むべきだと、常に意識していなければならないのです。
こんにちは。
真理を学んでいるとなんだかいつも一生懸命に生きなければ!とか、良心に生きる!というのが念頭にあるので時給の仕事とはいえ楽を選んで働く事に後ろめたさを覚えていましたが、この記事でなるほど!ってなりました。とは言え、その損得勘定の匙加減が何をしても難しいですが、要するに悪想念を抱くほど頑張りすぎるなという事なのでしょうか!?いつも素敵なメッセージありがとうございます。
ななさま
コメントありがとうございます。
頑張ることはいいことですが
意味のないことに頑張ってももったいないですよね。
どうせ頑張るのなら
最大限の成果が得られるように
頑張ったほうが人生はお得だと思います。
「いつも笑顔のほうがいい」と
よくあちこちで言われていますが
それだと笑顔の価値が減少しますよね。
普段は笑顔があまりないのだけれど
ある人に対してはとびっきりの笑顔を見せたら
その人はとびっきり喜ぶと思います。
そうやってちょっと工夫すると
人生はもっともっと面白くなるのだと思います。